分別された廃棄物の行方

分別された廃棄物はどのようなものにリサイクルされているのでしょうか?
一部の廃棄物についてご紹介します。

金属くずは排出量が年間7,129千トン。処理方法の割合は再生利用が96%、減量化が2%、最終処分が2%であり、排出されたほとんどの金属くずがリサイクル処理されています。
どんなものにリサイクルされているかというと、機械で切断や破砕などの加工が行われ、缶や電化製品といった鉄製品や製鋼原料になります。

紙くずの排出量は年間1,090千トン。紙くずの77%が再生利用されており、古紙のようなものは製紙原料としてリサイクルされたり、製紙原料にならないものは固形燃料になったりしています。

木くずの排出量は7,681千トン。これらの82%が再生利用されています。小さく砕いて紙の材料や建材となるチップにしたり、RPF燃料などの固形燃料として用いられたりします。
また、木くずを発酵させて堆肥として利用する場合もあります。

これらのように分別された廃棄物はあらゆる方法で再利用されるため、環境保全に繋がります。再利用できないものは埋立処分になってしまうので、埋立量を減らすためにも分別を心掛けましょう。