プラスチック資源循環促進法が施行されました

近年、世界的に問題視されている海洋プラスチック問題や地球温暖化問題などを背景に2022年4月1日からプラスチック資源循環促進法が施行されました。
プラスチック資源循環促進法とは、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」の略で製品の設計から廃棄物の処理まで、プラスチックの商流すべてにおける資源の循環等の取り組みを促進するための法律です。わかりやすくまとめると、基本的にプラスチックの不必要な使用はしないこと、どうしても使用しないといけない場合は再利用できる素材や再生素材などを使用することというものです。

この法律によって資源循環の高度化に向けた環境整備を進めることで、「環境・経済・社会の三方よし」を目指します。具体的には2050年までにカーボンニュートラルの実現や新たな海洋汚染ゼロの世界実現などのサーキュラー・エコノミーへの移行をしたり、少子高齢化への対応や消費者のライフスタイル変革を促したりするというものです。
このプラスチック資源循環促進法によって今まで頻繁に使用してきたプラスチック製品が新たなものに生まれ変わることが予想されます。
環境のためにも、生物のためにもなるべくプラスチック製品の使用を控え、リサイクル、リユース、リデュースできる製品を選びましょう。